ポリタス

  • 視点

ひめじけんじ候補 街頭演説第一声 書き起こし

  • ポリタス編集部
  • 2014年1月30日
photo: 【東京都知事選2014】ひめじけんじ氏 街頭演説第一声 生中継 - 2014/01/23 12:30開始 - ニコニコ生放送

1月23日に新宿南口で行われた街頭演説第一声の書き起こしです。

ニコ生:http://live.nicovideo.jp/watch/lv166214698


皆さん、こんにちは。新宿南口へ来ている皆さま、こんにちは。ひめじけんじでございます。今回の東京都知事選挙に立候補いたしました、ひめじけんじでございます。東京の海に近い下町に生まれ、そして私現在61歳ですが、地方での3年間の勤務をのぞいて、ずっと東京で生まれ育ち、暮らしております。東京はたいへん便利で良い街になりました。今回私は4つの公約を発表いたしました。簡単な自己紹介の後に少し詳しく政策についてお話をさせていただきたいと思います。

昭和27年に生まれました私は、幼い頃は都会とはかけ離れた緑と自然の豊かな農漁村に生まれ育ちました。そして、いろいろな職業を経験しながら、2000年、『民族の興亡・日本人の選択』という政治著書を出版し、その後また2004年には政治著書を出版いたしました。その時の名前が「ひめじけんじ」でございます。ですから本名は、戸籍名は関口安弘と申します。政治に関しての通称名「ひめじけんじ」。今回の立候補に際しての名前も「ひめじけんじ」でございます。どうぞ皆さん、よろしくお願いします。

今回、私が都知事候補として都政の政策に訴えたい3つの事柄があります。1つは、石原都政が12年続いて、排ガス規制、あるいは網の目のように張りめぐらされた地下鉄、そしてきらびやかな高層建築、マンションや商業ビル。すばらしい東京ができました。しかしどうでしょう。特に23区。密集した住宅地域に住む青少年や子どもたち。なにか失った、足りなくなったものはありませんか? そう、自然に対する感性、そういうものが失われてきたのではないでしょうか。私は、世代をこえて、この自然に対する感性を未来の子どもたちのために取り戻す。そういう政策をまず第一に行っていきたいと思います。これは、この私たちの現代の日本社会が経験したことのないことです。大都会、大都市に住む青少年、子どもたち。そしてまた、その子どもたちにとって、自然に対する感性が、この失われた感性がいかに大事なものであるか。これは私自身が幼少期育った、そういった太陽の恵みの元で、生きるものは生かされるという、そういう1つの人間の情緒の根源的な、夢が育つ、心が育つ、大事なこういう子どもの頃の宝の、そういうものを取り戻してあげたい。そういう思いからこの第1の政策をかかげました。

第2番目には、災害時の危機回避。それと、地球温暖化防止というテーマです。皆さん、もう忘れてはいませんよね。あの東北の大震災、大津波。自然は素晴らしい恵みと尊いものでございますが、いったん牙をむいた時にこれほど恐ろしいものはないと思うほど、私はあの震災の被災地を見て痛感いたしました。仙台から石巻、南三陸、陸前高田。そして大槌町まで、震災の大津波の跡地を見ました。実に津波の脅威を目の当たりにして、これが東京にも押し寄せたらどうなるんだろう、そういうふうに痛感いたしました。

そこで、私は「大都市緊急避難条例」という非常事態時の緊急条例をつくって、いざという時には、マグニチュード8から9、そういう時の大津波、あるいは直下型のマグニチュード7から8という大地震、それぞれ大津波から人命を守る。火災延焼から生命を守る。その緊急避難が発令された時にはどこへでも避難していいんだと。津波の時は高いところ、火事、火災の延焼の時には防火建物。例えオートロックだろうが堅い厳重な、そういう時にはその建物へ避難できるという条例をつくる必要があると思います。前回、2011年の都知事選挙の時にも、私は立候補しました。今回で2回目でございます。その時にもこういう政策を掲かかげて、選挙の後もいろいろ行政の方に具申をしました。しかし、なかなか取り入れていただけませんでした。今回のこの「大都市緊急避難条例」、これは東京に限らず、日本全国の大都市に必要なものなのです。以上が、津波、震災に対する災害の、私の政策でございます。地球温暖化防止、この問題は非常にテーマが大きい。ひとことで語り尽くせるものではありません。しかし、今南太平洋、ツバルという国は水没しかかっております。北極圏の雪も溶けております。つまり、地球温暖化は緩慢なる大津波と同じなのです。私たちは単に、その結果を、仮にそういう非常事態が訪れるのを待つのではなく、それに対して備えなければなりません。エネルギーのムダな消費をおさえ、抑制し、そして効率化をはかる。この2つに尽きます。これ以上は都政において実行できる政策はありませんので、くわしくは申しません。

では3つ目。これは皆さんに夢と希望を与えるものです。2020年、東京オリンピックが開催されます。パラリンピック、同時に開催されます。それと同時に、心と文化でつなぐ平和なオリンピック。これを皆さん、東京を中心に北は札幌・仙台、東京・名古屋、京都・大阪、広島や福岡。日本全国の大都市で開催しようではありませんか。世界中を平和というシンボルで結びつける、平和オリンピック。テーマはいろいろあります。社会活動、あるいは文化、大衆文化。それから芸術、そして宗教、思想哲学、あるいは言論。そして、NGO、NPO。そういった活動、あるいは会議体。政治も含まれます、経済もあります。あらゆるテーマで世界中が日本・東京に、全国の都心に集って、平和オリンピックを開催するのです。これを2020年から2年越しで、2022年まで開催しましょう。今、日本は平和は国として繁栄して、非常に満足かもしれません。しかし、世界中ではまだまだ民族紛争、あるいは戦争による難民、あとを絶ちません。どうぞこの平和オリンピックを成功させましょう。この3つが私の都政の公約であり、政策であります。

そして、その平和に関連して、皆さんどうでしょう。世界中の国の指導者。国会、議会や国民投票で選ばれた代表が1か所に集う。そう、地球共同体の核となる、地球議事堂です。地球議事堂を実現しましょう。これは1つの夢と理想ではありますが、そういうものができれば、核兵器も戦争に対する恐れもない。そういう世界ができるでしょう。それでも人類にはさまざまないろんな難問が押し寄せてきます。人口もそうです、食糧もそうです。資源の奪い合いもそうです。もう戦争などしている暇はないんです。どうぞ皆さん、この地球議事堂に向けて、日本が旗印を振りましょう。そして、この新しいビジョンを描くために避けて通れないのが、憲法の問題であります。戦後70年続いたこの平和の憲法。たしかに日本を平和に導いてくれました。しかし、平和を発信し創造する、そういう憲法でしょうか。これからは日本のこういう平和を享受できる、幸せな繁栄をできた、その恩返しとして、どうか日本から世界中に平和を創造し、発信しようではございませんか。そのためには、どうしてもこの憲法、新しい理想の憲法に皆さんが真剣に向き合わなければいけません。今回こうして私は都庁で公示の立候補の届け出をして、第一声をここで上げました。東京の真ん中、新宿の1番南側の中心。皆さんにお訴えをさせていただきます。どうぞ、この東京から日本を変える、世界に日本の希望を発信する。どうか皆さん、今回この都知事選挙に立候補しました「ひめじけんじ」をよろしくお願いいたします。

話が長くなりましたが、どうか皆さん、私の政策、言葉が足りません。その分はぜひとも新聞の広報、そして政見放送、テレビ東京、そしてNHKで放映されます。TBSラジオでも音声で放送されます。皆さんどうか、その内容を見てください。最後に3つの決意をお伝えして私のこの街頭演説、今回の都知事選の第一声の言葉を終わらせていただきます。3つの決意のその1つ。私たちの子ども、またその子ども。次代の子どもに誇れる東京をつくりましょう、つくります。これが1つの決意です。そして2番目、東京オリンピック・パラリンピックと同時に平和オリンピック、心と文化でつなぐ平和オリンピックを成功させましょう。そして世界に誇れる東京、日本を目指しましょう。これが、2番目の決意です。3番目、都政は、都民があっての都政です。都政のための都政ではありません。都知事の姿勢、第3番目として都庁の玄関前に大きな、皆さんの意見箱を置きます。成田山や明治神宮のおさい銭箱よりは小さいかもしれませんが、意見箱を置きます。そこへ皆さんの声を届けてください。そして都民のための、日本のための都政を実現します。これが3つ目の決意。私が都政を担当した時は、命に代えてこの3つの公約、そして3つの決意の下に最善を尽くし、努力します。頑張ります。

どうか皆さん、ご支援よろしくお願いします。「ひめじけんじ」です。平仮名で6文字。「ひめじけんじ」です。2月9日の都知事選の投票日には、「ひめじけんじ」とお書きください。よろしくお願いします。これで、お騒がせしましたが、第一声の街頭演説を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。これからの午後のおつとめ、お疲れさまです。ありがとうございます。

著者プロフィール

ポリタス編集部
ぽりたすへんしゅうぶ

広告