ポリタス

  • 視点

田母神としお候補 最後の訴え 書き起こし

  • ポリタス編集部
  • 2014年2月8日
photo:【東京都知事選挙】田母神としお氏 街頭最後の訴え 生中継 - 2014/02/08 14:30開始 - ニコニコ生放送

2月8日に秋葉原周辺で行われた最後の訴えの書き起こしです。

ニコニコ生放送:http://live.nicovideo.jp/watch/lv168395512


えー皆さんこんにちは。都知事選候補の田母神です。今日は本当この雪のなかたいへんありがとうございます。私は本当にこの壇上で今、身の引き締まる思いがしております。寒いんです、本当に!

今、日本はですね、安倍政権が誕生してやっと1年たって、やっと日本を取り戻すという方向で景気回復が始まりました。しかし、多くの人がつとめてる中小企業、日本の会社を、数でいうと99%以上が中小企業です。97%の人が中小企業で働いてます。ここにつとめる多くの皆さんの給料が、まだ上がっていないんです。なので、先ほど私がいいましたように、年間4兆円の原発を止めていることには上がらない。それを産油国等に支払わなければいけないからなんです。この4兆円は本来、日本国民の生活を豊かにするためのお金です。皆さんに配られる給料です。これが、毎年4兆円産油国に取られるということです。私はこの油を購入しなければ、今みたいに電気料金が15%が上がることはないと思うんです。電気料金が15%も上がって、日本の技術力、それから経済力を支える中小企業の経営がたいへん苦しいんです。だから賃上げができないんです。あと、3年も5年も原発を止めたという状況が続けば、やがて中小企業は次から次へと倒産をすることになります。そうなると、日本を取り戻すということはできなくなるんです。ですから私は現実的な政策として、原発を安全の管理を徹底して、これを管理して動かして、電力料金を下げて、中小企業の経営を安定させ、そして皆さんの給料を上げて、みんな豊かな生活ができるということを望めるのが、現実的な政策であると思っています。ほかの3候補は原発を止めるといっていますから、じゃあどうやって日本の景気を回復をするのかと、私は質問をしたいと思います。多分その答えは誰も持っていないんです。ただ原発を廃止したいというイデオロギーだけがあって、そして原発を廃止したいといっているだけだと思います。

私はこうして景気回復をするためにですね、この4月に消費税が上がります。消費税が上がると景気の腰を折る可能性があります。政府もいろいろと手を打つと思いますけれども、東京都も政府と連携をして、私は石原流の景気対策を実施をしたいと思います。そのために、まず消費税アップのインパクトを緩和するために、私は東京都民税の減税を行います。東京都民税の減税と公共企業も、デフレから完全に脱却をするために、これを拡大をして次々と公共事業を行っていきたいと思います。いずれにしろ、オリンピックの準備があります。東京はこの30年以内に70%の確率で地下直下型地震が来るといわれています。これに備えるために首都高速や、橋や、トンネルや、鉄道、こういったものの総点検をして、地震に強い耐震性の強化する工事をする必要があると思います。電柱も地中にうめたいと思います。電柱をなくしたいと思います。そういったことをいずれにせよやらなければいけませんので、私は公共事業を拡大して、減税と公共事業で2兆円規模の景気支援策の実施をします。これで景気は持続的に私は成長をしていけるのではないかと思っています。

じゃあ景気を回復して何やりたいんだと。ひとつ私は子育て支援策を強化をしたいと思います。今、東京の出生率はたいへん低いんです。子どもが今の出生率では、なかなか将来は明るいものにはなりません。ですから、子どもがもっと生まれることが必要です。そのためには、子育てにあんまり経費ががかからないと、支援が得られるという状況をつくる必要があると思います。今、女性の社会進出を望んで、子どもをあずけて働きたいという女性が多いんです。東京都では今、あずけられない子ども、いわゆる待機児童といわれる人たちが8100人います。この待機児童をあずけることができるように、保育園とか託児所とか、これを早急に整備をしたいと思っています。また、家庭内で次の世代を担ってくれる子どもたちを育てる、その専業主婦の方々も何らかの支援が得られるようにしたいと思います。ですから私は子どものいる人には、一人いれば家賃を3万円安くしますよとか、二人いれば、6万円安くしますよとか、そういった策をとっていきたいと思っています。女性はどちらでも選べます、専業主婦も選べます。それから働くことも選べます。どちらを選んでも女性が、子育て支援が得られるように、政策を実施していきたいと考えています。

横浜市に子育てコンシェルジュというシステムがあります。これは子育てを終えた45歳から60歳くらいの女性が各地区に配置をされ、若いお母さんの子育て上の相談にのるというものです。で、横浜市でたいへん評判がいいシステムなんだそうです。であれば、東京都でもこれを取り入れたいなと私は思っております。さらにこの子育てコンシェルジュがあるならば、お年寄り、高齢者ですね、それから障害を持たれた方、障がい者。高齢者障がい者コンシェルジュみたいなものがあってもいいんではないかと思います。また、拉致の問題解決するために、拉致被害者コンシェルジュ。というようなものがあってもいいんではないかと思います。そういうことで、いわゆる、悩みがあってもどこに相談したらいいかわからないというのを、あそこに行けば相談できるという体制をつくって、都民が使いやすい東京都をつくりたいというふうに、思っています。

次に、東京にはお年寄りの一人暮らしがたいへん多いんです。あと10年でおじいちゃんおばあちゃんの一人暮らしが、80万人にたっするといわれています。そして、年をとって孤独感にさいなまれたり、また、さみしかったり。あるいは亡くなっても、1週間も10日も周辺の人が気が付かなかったりということも多いわけです。私はこれでは、世界に誇れるやさしい街東京とはいないんではないかと思うんです。したがって私は、お年寄りになってもさみしくない街つくをしたいと思うんです。そのために30年以上前に建てたマンションやアパートでは、今お年寄りだけが住んでて、いっぱい部屋も空いてて、そして若い人がいない、子どもがいないというアパート、マンションがあります。私はこのアパートやマンションにですね、家賃を安くするから入ってくれませんかということで、入居してくれる若い人たちを募集したいと思います。そして、お年寄りがいる、若い人がいる、子どももいるという街つくを推進をしたいと思います。そうすれば、若い人たちが出かけるとき帰ってくるとき、例えばマンションの低層階に住むお年寄りに「おじいちゃん元気ですか、おばあちゃん元気ですか」と声をかけることができます。また、子どもが学校から帰ってくれば、おじいちゃんおばあちゃんが、広場で遊ぶ子どもたちを見守ってやることもできます。そして、天気のいい日には、ひなたぼっこをしながらおじいちゃん、おばあちゃんと子どもたちが話をして、おじいちゃん、おばあちゃんの生活の知恵が、孫の世代の子どもたちに伝わっていくと思います。また日本の国の素晴らしさ、伝統文化、こういったものもおじいちゃん、おばあちゃんから子どもたちに伝わって、戦後とだえてきた世代間の継承、これができるようになるんではないかと思うんです。

折りしもですね、東京には地下直下型地震が高い確率で来るといわれていますので、この災害回避訓練が必要です。今東京都では、インフラを耐震性の強いものに更新しようとしていますけれども、万が一震災が来たときに、ただちに救助できる体制をつくっておかなければいけません。この災害時に都民を、あるいは国民を緊急に救助する体制、これは日本は、東京は進んでいるのか遅れているのか。これ、遅れています。はっきりいって、世界の先進諸国から見て遅れているんです。何が遅れているのか。世界の国は憲法上に国家緊急事態の規定があります。したがって、災害も緊急事態です。大統領や総理大臣が宣言するだけでただちに、警察や消防や民間の建設会社、土木会社、運送会社、あるいは軍。こういったものが組織的に動けるという体制が構築されています。これが普通の先進国です。日本はその体制がありません。災害が起きて、総理大臣官邸に大臣が次から次と集まってきます。そして、じゃあ今回はどういう組織をつくって救助しようか、という相談から始まるんです。これでは相談している間に多くの人が亡くなっていきます。ですから、すぐに動ける体制をつくっておく必要があります。東京都でも警察、消防、そして国の機関である自衛隊。さらには民間の建設会社、土木会社、運送会社、こういったものを組織的に動かすという体制ができていて、総理大臣が「災害の緊急事態です」という宣言をすれば、こういう組織がただちに救助に動き出せる、という体制が必要だと思います。

こういう体制をつくるときに、私の航空自衛隊におけるこれまでの経験が大いに役立ちます。また、これを組織的に状況の変化をするなかで、指揮をしていく。この能力は他の候補者にくらべると、私は圧倒的に高いんです。私が今、こう自分のことをほめていますが、こういうのをしばしば日本語では自画自賛といいます。でも、これは真実に近いんです皆さん。そしてそういうためにですね、東京都が年に1回大規模な訓練を行います。町内会では年に3回も4回も、そういった町内会とかの訓練も行われるはずです。そうすれば、この3世代がみんな顔見知りになってですね、なにかあったときは、近所の人たちが助けてくれる、というやさしい街ができあがるのではないか。「3丁目の夕日」の映画に見られるような、昔の、心あたたまるふるさと東京ができるんではないかと。そういう街つくを、田母神俊雄は目指したいと思っています。ありがとうございます。ありがとうございます。

次に、子どもたちの教育に力を入れます。子どもたちの学力、それから正しい歴史。それから道徳教育。これがですね、戦後やや停滞したきらいがあります。学力も平成になってゆとり教育が始まっている。この学力も低下している。学力だけではなくて、戦後の日本は子どもたちが日本の国に自信と誇りを持ないような、戦勝国の歴史を教えてきたんです。歴史は誰がつくるのか?戦勝国がつくります。戦争に負けた日本は一時、戦勝国の歴史観を強制をされました。負けた日本は極悪非道の国だという歴史です。だから、日本が侵略戦争をしたとか、南京大虐殺をしたとか、あるいは慰安婦を強制連行したとか、あれみんな嘘です。みんな嘘。この嘘の歴史を子どもたちに教えてきたんです。だから子どもたちが、日本の国に自信と誇りを持ません。私はこの歴史教育を、石原都知事が強く指導をされて、方向付けされた方向で、子どもたちに自信と誇りを与えるための歴史教育を強化していきたいと思います。当然、歴史教科書の見直しも行います。次に、道徳教育も強化する。日本国民は、私は非常にモラルの高い民族だと思います。これは武士の時代から、うんと長年国民に対して道徳教育を強化した、ひとつの成果だと思います。しかし戦後この道徳教育が軽視されて、日本人のモラルも徐々に崩れ始めています。このまま放置しておけば、どんどんモラルが低下します。そこで私は子どもたちに、この道徳教育を強化しなければいけないというふうに思っています。日本にも昔から偉い人が生きていたんです。そういった偉人の話を教えるべきです。そうすれば、子どもたちが僕も、私もあんな立派な人になろうということで、目標を持ってがんばるというふうに思うんです。

次に、東京の治安対策、テロ対策、これを強化したいと思います。不法滞在の外国人。こういったものは徹底的に取り締まりたいと思います。また、日本や、東京都の一部にもですね、皆さんご存じのように歌舞伎町の一部とか、新大久保とか、あるいは池袋北口とか。東京でありながら、日本人が自由に立ち入りしにくいという場所があるわけです。こういったことがあるのは私はおかしいと思っています。ですから、こういったことは、交番を常設するとか、警察官がパトロールを強化するとかいうことによって、日本国民、東京都民がいつでも自由に、安全に立ち入りできるような場所にしなければいけないと思っています。今、警察官、消防官、やや勤務が加重になっているそうですので、私は警察官の増員もすこし必要かな、というふうに考えております。警察や消防や、あるいは国の自衛隊。われわれの生活の安全を守るために、日夜スタンバイし、行動してくれています。警察は今日本では、1人あたり600人の人を守らなくちゃいけないんです。これはアメリカでは350人。フランスでは280人です。したがって、日本も若干警察の増員が必要だというふうに、私は考えています。警察のOBの人も活用して、交番相談員の雇用をもっと拡充していったらいいんではないかと思ってます。

それと、宇都宮さん、細川さん、舛添さん。この3人と私が大きく違う3点について申し上げます。私は、靖国参拝の実施をします。彼らはやらないんです。安部総理が靖国参拝をするときに、東京都知事が靖国参拝をしないようでは、政府と東京都がねじれます。政府と東京がねじれていては、日本を取り戻すことはできないと思います。靖国参拝は、日本が自虐史観から開放され、戦勝国史観から開放され、われわれ日本国民が考える、誇りある歴史を取り戻すため絶対に必要なステップなんです。しかし本来は総理がですね、毎月靖国に参拝したらいいと思うんです。中国も韓国も文句いうのくたびれて、そのうちいわなくなります。私は靖国参拝の実施をします。

次に、外国人に地方の参政権を与える問題。これは、私は絶対反対。彼らは賛成なんです。外国人に地方の参政権を与えれば何が起こるか、すこし考えればすぐにわかります。長崎県に対馬という島があります。航空自衛隊のレーダーサイトがあって、私も何度かおとずれていますが、人口3万6千人です。韓国と日本のちょうど真ん中にあるんです。韓国の旅行者も多くて、韓国人がどんどん土地を買い付けているんですね。で、そこにもし韓国人が、島の人口3万6千人を超える4万人、5万人が来て選挙権を持つようになったらどうなるのか。津島は日本の領土でありながら、実質的に韓国に支配されるということになるんです。こんなことすぐわかります。彼らはそんなことはわかっていると思うんですけれども、結局日本国民を守る、そういう意識が低いだけだと私は思っています。

次に、最初に話した原発、彼らは原発反対です。私は原発は安全に動かすことができると思っています。この50年間、日本は原発を使ってきて安全だったんです。原発運転中の放射能の事故で死んだ人は1人もいないんです。で、茨城県の東海村で亡くなった2人は、放射線物質の取り扱い手順を間違えて亡くなりました。それだけなんです。ですから、私は原発を安全に管理することは可能であると思います。福島原発は地震で爆発したわけではないんです、あれ。地震で自動停止しました。しかし原子炉をですね、水を循環させて冷やし続けなければいけない。その原子炉に水を汲む電源ですね、これが30系統くらいあったそうですが、みんな低いところにあって、津波で全部やられたんです。もしこれが高いところにあれば、福島のあの水蒸気爆発は起きなかったんです。ですから、私は原発を安全に使うことは可能だと思います。まして、日本がやめても中国や韓国は原発どんどんつくるんです。中国や韓国がどんどんつくって、日本が原発をやめたら今世界一の原発技術が、だめになってしまうじゃないですか。まして、中国や韓国が安全に運用できるものが、どうしてこの優秀な日本民族が安全に運用できないのか?と私は思います。

ですから、この原発、靖国参拝、そして外国人に地方の参政権を与える法案。彼らと私は違います。どっちが正しいか。それは、私がいっていることが現実的な政策として正しいと思います。安部総理と、田母神の考え方はだいたい方向は同じなんです。安部総理もですね、まぁ党内事情でやむを得ず舛添さんを支援してるんです。まぁ自民党の国会議員、都議会議員のなかにはですね、公明党、創価学会の支持を得ないと通らない人がいっぱいいるから、ちょっと安部総理も苦しいんだと思います。しかし安部総理も内心は、田母神さんに通ってもらいたいと思っているはずです。私がこういうと、マスコミで田母神さんがわけの分からないコメントをしてるということをいうんですけどね。まぁわけが分からないんじゃなくて、マスコミの人もわからないふりをしているだけだと私は思っています。

あと、私には政党の支援もありません、舛添さんのように宗教団体の支援もありません。皆さん一人一人だけが私の頼りです。ネットでは私の支持率はダントツなんです。ネットの皆さん本当にありがとうございます。ネットの皆さんも是非選挙に行って投票してください。そして今日ここに来られた皆さん、雪のなか本当にありがとうございます。こんな雪のなかで皆さんに無理なお願いをするのも失礼だと思いますので、失礼にならない程度に、1人100票くらいお願いできればと思っています。どうか皆さん、田母神俊雄です。田母神俊雄を東京都知事にしてください。そうすれば、東京から日本を変えます。東京が変わらなければ日本は変わりません。安部総理が目指す方向と同じ方向を向いて、田母神俊雄は日本を変える。強くたくましく、やさしい東京。ふるさと、東京。そして、世界に冠たる日本をつくるためにがんばります。

オリンピックも私は盛大にやります、盛大に。さすが東京、さすが日本、さすが田母神といわれるように、盛大にやりたいと思います。オリンピックのスタジアムをもっと金のかからないものにしようという人がいますが、そんなことをしたら中国や韓国や世界からバカにされます。オリンピックスタジアム、今デフレですから、公共事業として金をどんどん使ったらいいんです。私は将来使うことも考えて、大地震の避難所として使えるように、水や食料がたくわえられる、また一時的に人員の待機所として使えるというようなことを考えてつくったらいいと思います。オリンピックの選手村も、これも、先ほど話した3世代住宅として活用できるというようなことを頭において、オリンピック選手村をつくったらいいというふうに思います。ということで、田母神俊雄は皆さんに夢を与えて、そして強くたくましくやさしいふるさと、東京をつくります。どうか皆さん、田母神俊雄です、田母神俊雄です。よろしくお願いします。私自身は、明日、誰に投票するか、もう決めてます。どうか皆さん、よろしくお願いします。田母神俊雄です、ありがとうございました。ありがとうございました。

著者プロフィール

ポリタス編集部
ぽりたすへんしゅうぶ

広告