ポリタスは今回の都知事選で毎日新聞社のボートマッチサービス「えらぼーと」と提携し、展開しています。今回は「えらぼーと」への有権者の回答の分析結果の中から、有権者が考える「特定秘密保護法案」についての記事を転載します。
初出:えらぼーと:都知事選 特定秘密保護法 男女で意見が分かれる(毎日新聞社)
東京都知事選のボートマッチ「えらぼーと都知事選」(http://vote.mainichi.jp/)では、国民の意見が分かれている特定秘密保護法についても設問に取り上げた。この法律に賛成か反対かを聞くと、2日までの参加者8万4627人の回答は「賛成」41%、「反対」51%だった。
えらぼーとは、都知事選の候補者にアンケートをし、参加者が同じ設問に答えると、どの候補者と自分の考えが近いかが分かるサービス。候補者のうち、法律に「賛成」と答えたのは、田母神俊雄、舛添要一、マック赤坂、五十嵐政一の各氏。「反対」は宇都宮健児、ドクター・中松、鈴木達夫、細川護熙、入家一真の各氏(他は無回答)で、候補者間で考えが割れた。
一方、えらぼーと参加者の回答で顕著だったのは、男女の違い。男性では「賛成」と「反対」が47%と46%で拮抗したのに対し、女性は「反対」が62%で「賛成」29%の2倍以上だった。年代別では、20歳未満で唯一「賛成」が「反対」を上回り(48%と44%)、年代が上がるにつれ「反対」が増える傾向が見られた。
東京都に住む人と都外に住む人とでも差があった。都内在住と答えた人では「賛成」が38%、「反対」が53%。都外在住では「賛成」が46%で「反対」は48%だった。
支持政党による違いも目立った。「自民」を支持するという人は「賛成」が84%と際だって高く、「維新」支持でも68%、「公明」支持も49%が「賛成」と答え、それぞれ「反対」を上回った。他の政党は「民主」支持の80%が「反対」と答えるなど、「反対」が「賛成」より多かった。