ポリタスは今回の都知事選で毎日新聞社のボートマッチサービス「えらぼーと」と提携し、展開しています。今回は「えらぼーと」への有権者の回答の分析結果の中から、有権者が考える「カジノ設置の是非」についての記事を転載します。
初出:えらぼーと:都知事選 カジノ設置 賛否が拮抗(毎日新聞社)
2020年の東京五輪・パラリンピックを機に、カジノを設置するのに賛成か反対か?。23日から実施しているボートマッチ「えらぼーと都知事選」( http://vote.mainichi.jp/ )で聞いたところ、参加者6万2509人(28日現在)の賛否が拮抗(きっこう)した。男性の若い世代にカジノ積極派が多いのが目立った。
都知事選候補者16人へのアンケート(11人が回答)では、カジノに「賛成」と答えたのは2人だけだった。
これに対し、えらぼーと参加者は「賛成」が43%、「反対」が46%。男性は「賛成」が「反対」を上回り(50%対40%)、女性は「反対」が「賛成」の2倍近かった(59%対40%)。
男女・年代別に見ると、最も「賛成」の割合が高かったのは30代男性で57%(反対34%)。男性は30代までは「賛成」が「反対」を上回り、40代で拮抗し、50代以上になると「反対」が多くなった。女性は全年代で「反対」が「賛成」を大きく上回った。「えらぼーと」の回答からは、男女の違いや年代でカジノの捉え方に顕著な違いがあることがうかがえた。
カジノへの賛否と、次の都知事に求める資質との関係を分析すると、カジノに「賛成」と答えた人では、知事に「強いリーダーシップ」を求める人が一番多かった。「反対」と答えた人で最も多かったのは「調整力」だった。猪瀬直樹前知事の評価については、カジノ賛成派は80%が「評価する」と回答、反対派では49%だった。
28日までの「えらぼーと都知事選」参加者は男性が63%、女性が26%(無回答11%)。年代は▽20歳未満3%▽20代 21%▽30代 29%▽40代 22%▽50代 8%▽60代 4%▽70歳以上 1%▽無回答 12%。東京都在住は48%、東京都以外は39%だった(無回答13%)。