ポリタスは今回の都知事選で毎日新聞社のボートマッチサービス「えらぼーと」と提携し、展開しています。今回は「えらぼーと」への有権者の回答の分析結果の中から、有権者が考える「都知事に必要な資質」についての記事を転載します。
初出:えらぼーと:都知事選 都知事に必要な資質は?(毎日新聞社)
毎日新聞がインターネット上で実施している東京都知事選のボートマッチ「えらぼーと都知事選」( http://vote.mainichi.jp/ )に、23日午後5時?26日にかけ4万6530人が参加した。「新知事に最も必要な資質は?」との設問に、43%が「強いリーダーシップ」と回答。「調整力」の36%や「政府とのパイプの太さ」の3%を上回った。
男女の違いも出た。男性は「強いリーダーシップ」を第一の資質と考える人が46%で「調整力」は34%。女性は「調整力」が41%で「リーダーシップ」が37%だった。
支持する政党による違いも大きかった。「強いリーダーシップ」を「調整力」より重要と見るのは自民、維新、みんな、結い、生活の各党支持層。自民支持層では61%、維新では71%、みんなでは50%が「リーダーシップ」を選択し、「調整力」はそれぞれ26%、16%、32%だった。
これに対し、民主支持層では「調整力」が45%で「リーダーシップ」は35%。公明も「43%と41%、共産も38%と20%だった。
1年で終わった猪瀬直樹前知事の評価は、「評価する」が63%、「評価しない」が29%だった。支持政党別では、共産、生活、社民の支持層は「評価しない」が「評価する」より多かった。
えらぼーと都知事選に参加した4万6530人の内訳は男性64%、女性25%(無回答11%)。年代は30代が29%で最も多く、40代22%、20代20%の順。支持政党(58%が回答)は自民が19%、共産が5%、民主、維新が各1%、その他は各1%だった(支持政党なし24%)。
「わっしょい!ネット選挙」6社と連携
「えらぼーと都知事選」は、ネット選挙運動に取り組むIT連合「わっしょい!ネット選挙」6社とタイアップしている。25日夜、ドワンゴが運営するニコニコ動画の番組「『わっしょい!×毎日新聞』出番はあるか? ネット選挙? 東京都知事選2014」で、えらぼーとの利用を呼びかけたところ、569人が参加。新知事の資質に関する設問では、67%が「強いリーダーシップ」を挙げ、えらぼーと参加者全体の回答より格段に多かった。
タイアップ6社は、サイバーエージェント、ドワンゴ、ライン、ヤフージャパン、ユーストリームアジア、楽天(50音順)。