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田母神としお候補 街頭演説第一声 書き起こし

  • ポリタス編集部
  • 2014年1月30日
photo: [【東京都知事選2014】田母神としお氏 街頭演説第一声 生中継 - 2014/01/23 10:00開始 - ニコニコ生放送](http://live.nicovideo.jp/watch/lv166169286)

1月23日に渋谷駅前で行われた街頭演説第一声の書き起こしです。

ニコ生:http://live.nicovideo.jp/watch/lv166169286

皆さんおはようございます。このたび東京都知事選挙に立候補しました田母神俊雄です。田母神俊雄は、東京を強く、たくましく、そして優しいふるさとのような街にしたいと思っています。私は、自衛官であって村山談話に反する論文を書いたということですごい怖い、いかつい奴ではないかと思う人が多いかもしれませんけども、私、田母神俊雄は本当に良い人なんです。

先ほどこの都知事選に立候補するにあたり、靖国神社に参拝してまいりました。日本が、安部総理が言われる戦後レジームからの脱却、これを果たし、強いたくましい優しい日本になっていくためには、靖国参拝を総理がやる都度、問題になるようではおかしいと思います。総理が日本を取り戻そうとして行動をしている時に、総理と違った行動を取る人が東京都知事になっては私は困ってしまうんではないかと思います。安倍総理は国家観・歴史観がしっかりした総理大臣で、田母神俊雄は安部総理の国家観・歴史観、これがほぼ似通っています。総理が靖国参拝をするのに都知事が靖国参拝をしないということで、皆さん日本を取り戻すことができるでしょうか。石原元東京都知事は大変強い東京都知事だったと思います。私も石原都知事のあとを受け継いで、石原都政を受け継いで、強い東京都知事になって安部総理の、政府の行動方針と同じ方向を向いて東京をリードして、この日本を、そして東京を強くたくましく優しい東京の街にしていきたいと思います。

今、東京にオリンピック・パラリンピックが来るということが決定しまして、東京が世界から注目されております。そういった中で昨年の9月にスイスの再保険会社、今年に入ってからドイツのミュンヘンの世界最大手の再保険会社が、東京の災害に対する脆弱性、これは世界で1番弱いというリスクを警告をしております。これは東京に投資をした時に東京の災害、台風、地震、津波、こういったものに対してどれだけの脆弱性があるかということを警告をしている会社であります。これが東京が脆弱性が大変高いと言っていますから、今のままでは東京に対する投資は、ある程度いくと頭打ちになってしまうと思います。

アベノミクスが発動されて、今日本も国家再興に向けて順調に景気回復に向けて動き出しています。そしてオリンピックが来る。その時に東京のインフラが今大変老朽化しております。道路、橋、トンネル、建物、こういったものが地震とか、津波とか、水害とかで、被害をあまり受けないように、これを耐震性など強化していくことが必要です。さらに、東京の街を美しい景観の街にするために電線の地中化で電柱をなくす。災害に強いとともに街の景観が美しくなります。ビルの屋上の緑化とかも進めたいと思います。さらに環状7号線周辺は、木造建築が7割、8割です。一旦地震が起きれば大きな火災で多くの人が亡くなるであろうということが予測されています。したがって東京は今後、外国からの投資も呼びこんで、どんどん景気が良くなっていくためには、東京は災害に強い街、これにいろんな公共事業などでお金をかける。東京が災害に強く、美しい街になると同時に、景気回復もどんどん促進されるということになると思います。今、東京ではまだ企業の99%以上をしめる中小企業の賃金、これがまだ上昇に転じておりません。仕事が十分でないからです。この中小企業の仕事が毎日毎日ある、という状態になって、やがて賃上げもできるようになります。皆さんの給料も上がるんです。ですから、政府と東京都が一体となって、景気回復に努力をする。その努力の方向は、東京の災害に強い街づくり、美しい景観の街づくりだと思います。

また、万が一災害が起きた時、 人が1人も死ななくて済むように、東京を即時人命救助ができるという体制をつくり上げることが必要です。今現在、まだ何かの指示がなければ動けないという体制ですが、大規模震災とかが起きた時には、緊急事態の発令があった場合には、誰の指示がなくても自動的に警察、消防、あるいは民間の建設会社、土木会社、輸送会社、こういったものが連携をして即時に動けるという体制が必要であると思います。災害が起きてから、どういう組織で助けようかと言って相談をしていたら、相談をしているうちに多くの人命が失われてしまいます。ですからそういった即時災害対処の体制を作る上でも、私田母神俊雄の自衛隊における経験が十分に役立つ、というふうに思います。

また、東京は今、子どもがあんまり生まれません。特殊出生率が低いんです。それは結婚年齢も遅いということも関係ありますが、やはり大きくは景気が良くなかったということも関係していると思います、ですから景気を回復をさせ、さらに子どもが生まれやすいように、例えば都営の住宅とか家賃が10万円であれば子どもが1人生まれたら3万円安くするとか、2人目が生まれたら6万円安くするとか、そういったことで子どもを育てやすいという体制をつくることが大事かと思います。

また近年では女性の社会進出がどんどん進んで、働きたいという女性も大変多いわけです。しかし、託児所、あるいは保育所、子どもを預かる場所も足りなくて、今2万人の待機児童がいると言われています。こういったことも、女性が働きたいという場合は子どもを預かるような施設もきちんと整備をしていくことが必要です。一方では、家庭で子育てに専念をしたいという女性もいるわけです。こういった家庭で子育てに専念をしたいという女性も、なにがしかの支援が受けられるような体制をつくり、子どもが生まれやすいという東京の街にしていきたいと思います。

子ども、これが次の世代をつくります。子どもが生まれ、きちんと育つことが大切です。したがって教育も大事です。教育も、子どもたちがこの古い歴史と優れた伝統を、もっと日本の国に誇りと自信が持てるように、きちんと教育をしていくことが必要です。日本は本当に素晴らしい国なんです。これを歴史教育で、侵略国家であるとか残虐行為をしたとか、そんなことばっかり教えていたんでは、日本の国に自信と誇りを持った子どもたちが育つわけがないと私は思います。ですから、きちんとした国家観・歴史観を持った先生を育て、そしてそれを子どもたちに伝えていくことが必要だと思います。

さらには東京は今、おじいちゃんおばあちゃんが1人で住んでいるという例がどんどん増えているわけであります。隣で人が亡くなっても1週間も10日も気がつかないと。そんなことがありうるわけであります。これは、優しい街ではないんではないかと思います。私は、この1日も2日も誰とも会話をしないで、テレビだけ見て過ごしたというようなことがないように、例えば多摩ニュータウンとかに、1階にはお年寄りに住んでいただいて、高層階には若い子どもを持つ夫婦に住んでもらって。そして出入りの都度、若い人たちが1階に住むおじいさんやおばあさんを見ることができる。また、若い夫婦が仕事をしている昼間には、子どもが遊んでいる時におじいちゃんやおばあちゃんの目が届いている。そういうような、そういった3世代が同居して、家族と同じように暮らせるような街になんとかできないのかなというふうに思っています。そうすれば、みんな安心して東京に住むことができるのではないかと思います。

皆さん、本当にありがとうございます。こうして壇上に立っていると、皆様方の応援で本当に身の引き締まる思いがしております。もう、寒いんですここは。

私、細川さん、舛添さん、宇都宮さんと、決定的に違う3点。それは靖国参拝を私はします。彼らは、しないんです。彼らは外国人に参政権を与えるという立場です。そんなことは少し考えればおかしいということがすぐにわかります。先ほど石原元都知事からも話があったように、人口の少ない島、今特に韓国に近い対馬、長崎県の対馬は人口3万6千人です。ここに韓国人が5万人来て選挙をやれば、対馬は合法的に韓国に乗っ取られるということです。こんなことを賛成する。一体何を考えているのかと私は思います。もう1つは、原発を使わないで景気回復することはなかなか難しいと思います。原発は50年使って、放射能で死んだ人は1人もいませんので。安全は徹底的に管理をしながら、使っていくしか私はないと思います。それはできると思います。皆さんドイツが原発を廃止したと言ってますけど、ドイツは17基の原発のうち9つ、今半分以上動いているんです。日本だけが今、こんなに停めているということです。ですからこの3点は決定的に違います。大きな評価、予想ではないかと思いますが、私はこういったことを考えて、すでに私自身は誰に投票するか決めております。はい、ありがとうございます。がんばります、皆さん、よろしくお願いします。ありがとうございます。

著者プロフィール

ポリタス編集部
ぽりたすへんしゅうぶ

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