ポリタス

  • 視点

細川さんへの1本化を望む!

  • 村上達也 (「脱原発をめざす首長会議」世話人/元東海村長)
  • 2014年2月1日

安倍政権はやりたい放題のことをやっている。私は、この国の行く末が心配でならない。また脱原発を望む国民の声を無視して、なし崩し的に原発再稼働を進める傍らエネルギー政策を完全にフクシマ以前に戻そうとしている。これこそ福島県民はおろか国民全体に対する冒涜である。

「脱原発」のシングルイシューでいいのか、との批判もあるが、今の政治状況の中で安倍政権に痛撃を与えるには対峙する原子力政策で政権に真っ向から打撃を与える、これは有効な政治的手法ではないだろうか。

細川さんの都知事選立候補は歴史に残る決意だと思う。この細川さんの意思を水泡に帰すようなことがあっては、日本人の恥であるばかりか千載に悔いを残すことにならないか。

宇都宮さんは脱原発運動の本流のお方であると思う。しかし、安倍政権の暴走をストップさせるためには、この政権が押す舛添氏に絶対勝たねばならない。それには辛いが、宇都宮さんに歴史に残るご決断をお願いしたい。細川さん一本化で闘ってもらいたい。

著者プロフィール

村上達也
むらかみ・たつや

「脱原発をめざす首長会議」世話人/元東海村長

1943年茨城県石神村(現東海村)生まれ、1966年一橋大学社会学部卒、地元常陽銀行を経て1997年東海村長就任、同時に全国原子力発電所所在地協議会副会長就任、1999年JCO臨界事故に遭遇し国、県の指示のない中独断で住民避難を敢行、以後「開発・発展からの脱却、人と環境優先」の村政を推進、3.11時震度6弱の地震に見舞われ復旧に奔走、東海第二原発は間一髪で事故を回避、同年7月脱原発を表明、2012年4月脱原発をめざす首長会議設立の世話人、2013年9月村長退任(4期16年在任)

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