ポリタスは今回の都知事選で毎日新聞社のボートマッチサービス「えらぼーと」と提携し、展開しています。今回は「えらぼーと」への有権者の回答の分析結果の中から、有権者が考える「軽減税率」についての記事を転載します。
初出:えらぼーと:都知事選 軽減税率 77%が「導入すべきだ」(毎日新聞社)
ボートマッチ「えらぼーと都知事選」(http://vote.mainichi.jp/)の参加者が29日、7万人に近づいた。参加者の回答を集計すると、男女や年代、支持政党の違いによって賛否が分かれるものが多い。その中で、消費税への軽減税率導入と東京五輪・パラリンピックの在り方に関する設問では属性による違いがあまりなく、「えらぼーと世論」の一致度が高かった。
「消費税を10%にするとしたら、同時に生活必需品などに軽減税率を導入すべきだと思うか」の問いに、77%が「思う」、19%が「思わない」と答えた。「思う」は女性の方が高かった(85%)が、男性も74%と高い割合。年代別で見ても、全ての年代で「思う」が7割を超えた。
支持政党との関係も同様だった。自民を支持するという人で「思う」は72%。民主支持でも72%と変わらず、どの政党支持層でも「思う」が「思わない」を大きく上回った。軽減税率の設問に比べ、消費税10%への引き上げに関する設問では、自民、民主、維新、公明支持層は「賛成」が「反対」を上回り、みんな、結い、共産、生活、社民支持層は「反対」の方が多かった。
五輪・パラリンピックで「えらぼーと世論」の一致度が高かったのは、メイン会場に関する設問。「費用が膨らんでも日本をアピールできる施設」と「維持費も考慮したコンパクトな施設」のどちらが良いかを問うと、73%が「コンパクトな施設」、23%が「アピールできる施設」と回答。男女や年代、支持政党にかかわらず「コンパクトな施設」と答えた人の方が多かった。
29日までの参加者は6万7762人。男性63%、女性26%(無回答11%)。年代は▽20歳未満3%▽20代21%▽30代29%▽40代22%▽50代9%▽60代4%▽70歳以上1%▽無回答12%。東京都在住は49%、東京都以外は38%だった(無回答13%)。