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【都知事選2016】宮崎正弘候補 政見放送 書き起こし

  • ポリタス編集部
  • 2016年7月21日

7月20日にNHK総合で放送された宮崎正弘候補の政見放送の書き起こしです。


東京都知事候補者、無所属、宮崎正弘、61歳。日本大学芸術学部映画学科映像コース卒業。フリーランスで映像制作に従事。博覧会映像などを演出。現在、出身大学教授。 では、宮崎正弘さんの政見放送です。

皆さん、こんにちは。私は東京都都知事選挙に立候補させていただきました宮崎正弘と申します。私は日本大学芸術学部映画学科で現在教授をさせていただいております。私は大学に入る前、そして、現在も映画監督、映像作家であり、映像の専門家であります。そしてさらに、現役のアイスホッケープレイヤーでもあります。

私が今回立候補いたしました理由は、前都知事の方、そしてその前の都知事の方の辞任のなさった理由にあります。それがお金がらみの問題であるという共通したことです。政治家は国民を守り、幸せにすることが使命であると思います。でも、お金儲けのためにやっているのではないはずです。だとすると、政治家ではなく、政治屋です。私は政治屋ではなく、政治家になりたくて立候補いたしました。

私の家は貧乏でした。大学も、父が脱サラをして酒屋を始めたため、午前中は学校、午後からは酒屋の小僧として、夜の11時まで毎日働いていました。毎日、ビールを何ケースも担いでいたおかげで、いまでも右肩はお祭りのあとに、お神輿の重さで肩が膨れた状態と同じような肩になっています。でも、やっとその酒屋の借金を返し終わり、自分の願った道に進むことができました。それは、映像の業界に入り、仕事をすることでした。助監督を8年やり、その後映画監督、プランナー、脚本家として、イメージを作る仕事を25年やりました。それで大学に戻り、映像、つまりイメージの研究をすると共に、いろいろなものづくりのシステムの研究をしました。そして映像の講義や自主制作をしています。

私が、東京都知事に立候補しましたのは、長年にわたって実践・研究してまいりましたイメージ、映像の製作手法を取り入れた政策運営を行いたいと考えている次第です。それは、私は映画監督をしているときに、並行して5本程度の作品を作っていました。なぜそのようなことができたかといいますと、イメージでものを理解し、イメージでいろいろな組み合わせ方や方法論を理解し、それぞれ事案に対し、それぞれのスペシャリストと組んで実行すれば、良い結果を生み出すことができるからです。

私はこの方法で東京都の抱える多くの問題を対処していきたいと考えています。そうしませんと、いまの若い方、20代前後の方たちに多くのシワ寄せがいってしまいます。いまはオリンピックの話題で持ちきりですが、東京都は少子化、少子高齢化、それから資金の問題、安全の問題、福島電力発電所に関わる問題など、オリンピックが終わったあと一気に押し寄せてきます。そのときでは遅いんです。ですから私は若い方々にお願いしたいんです。人に任せてないで一緒に立ち上がってほしいと、お願いしたい次第です。

そして、若い人たちが夢を実現できる東京にしたいんです。そのために、「Begin Your Dream、諦めは解決ではない」という言葉を私は念頭に置きながら、選挙活動を進めていきたいと考えています。

そして最後にお願いがあります。私の考え方に賛同できる方がおられましたら、3人の方にそのことをお伝えいただけないでしょうか。そして、その方たちにまた同じように賛同なさる方が出たら、同じように3人の方にお伝えいただきたいんです。私はいままでの選挙、選挙活動で、ただ街宣車で声を張り上げるだけとか、そういうことではなく、皆さんの手で、皆さんの口コミで、そして広めていった草の根的な選挙ができたら一番いいと思っています。そうしませんと、ほんとうの意味での政策というのは実行できないと思っています。ですから、皆さんと共にできる都政、そういうようなものを実行するのには、選挙の段階から皆さんのお力を借りて広めていきたいと思っております。

私は若く見られてしまうんですけれども、61歳です。還暦を過ぎて、皆さんのために何かできないかと考えております。そのために、無謀ではあるというふうに言う人もいるんですが、知事立候補をいたした次第です。がんばりたいと思います。それしかできません。アイスホッケーをやっているときも、とにかくがんばっていれば結果がついてきました。そしていま、多くの人たちが応援してくれています。皆さん、ご一緒に立ち上がってください。お願いします。ありがとうございました。

著者プロフィール

ポリタス編集部
ぽりたすへんしゅうぶ

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