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  • Photo by 【都知事選2016】増田ひろや氏 街頭演説第一声 生中継 ニコニコ生放送

【都知事選2016】増田ひろや候補 街頭演説第一声 書き起こし

  • ポリタス編集部
  • 2016年7月15日

7月14日に千代田区選挙事務所前で行われた増田ひろや候補の街頭演説第一声の書き起こしです。

ニコニコ生放送:http://live.nicovideo.jp/watch/lv269519647#37:56


都知事候補に立候補いたしました増田ひろやでございます。都政の混乱に終止符を打たなければなりません。いま、都政には課題が山積をしているんです。私は、まず都が抱える3つの不安の解消に努めます。

1つ目の不安。子育てに対する不安であります。待機児童8000人。実際にはもっと多い。大変お困りの親御さんたちがいっぱいいらっしゃる。私は、知事就任して1カ月以内に待機児童解消の地域別のプログラムを作ります。国や地元、区市町村と連携をして、このプログラムを確実に実行していく。必要なら―おそらく予算も足りないでしょう。補正予算をつぎ込んでも、この待機児童の解消に努めてまいります

2つ目、高齢化に対する不安の解消。10年以内に、50万人の75歳以上の方が増えます。大変皆さん、不安に思っておられます。こうした高齢化に対しての対応を、きちんと進めてまいります

3つ目、災害に対する不安の解消。首都直下地震、いつ起こるかもわからない。最悪の場合には、61万戸の家屋が焼失、倒壊すると言われております。政府の首都直下地震対策検討ワーキングの、私は責任者として、この対策の樹立に努めてまいりました。災害に強い東京にする。ハード面でもソフト面でも、こうしたビルのロビーを帰宅困難者に開放させる。こうしたソフト面の対策も強力に進めてまいります

3つの大きな不安の解消とともに、一方で、2020年のオリンピック・パラリンピック、この準備がいま遅れています。世界に確実に喜びや感動をお届けしなければなりません。チャレンジドの方、ボランティアの方、皆さん方に参加をして、喜びを全世界にお届けしたい。このオリンピック・パラリンピックの準備を急ぎます。都民の負担を最小限に、そして大変すばらしい夢のあるオリンピック・パラリンピックの実現に努めます

東京には世界中から大勢の観光客の人たちが来る。いま、年間1200万人、日本に立ち寄られる外国人観光客の60%はここの東京に来るんです。おもてなしをもっと良くしていく。カードの利便性を高める。そうすればまだまだ増えます。東京だけじゃなくて、そういう人たちが地方に向くような、そういうやり方をすれば、東京も地方も、そして海外から来た人たちも大変満足度が高まります。産業、中小企業、99%の中小企業の人たちのお話に丁寧に耳を傾けて、こうした皆さん方の力をもっともっと伸ばしていかなければなりません。

働き方の改革も大事です。働く現場で汗を流している皆さん方、そうした一人ひとりの皆さま方に、しっかりと耳を傾ける。女性の活躍も大変重要です。子育ての不安から解消する。女性が社会でもっともっと活躍できるようにしていく。都庁のなかでも私はすぐに、幹部職員にどんどん女性を登用して、女性の意見を都庁の政策のなかにしっかりと反映をさせていきたいと思います。

そして最後に、2020年以降の東京のしっかりとしたグランドデザインを描くこと。オリンピックは1つの通過点。そのあとの東京にオリンピック・パラリンピックのエネルギーをどのように伝えていくのか。自然エネルギーをもっと活用して循環型社会、環境都市に東京を切り替えていく。交通体系を整備をする。まだまだ、やるべきことがいっぱいあります。

私は、知事になるのが、知事になることが目的ではありません。知事になって何をするのか、知事になって都民の皆さま方に何をお返しできるのか。それを本当に真剣に考えてまいりました。人口問題然り、東京の抱えている問題を外から見ることによって、東京の処方箋をしっかりと描いてまいります。

東京生まれ、東京育ち、私はふるさとが東京であります。外から見て、東京のいいところ、そしてこれから変えなければいけないことを、そうしたことをずっと見てまいりました。今度は、そういったことを実行する、その責任者として私の使命感として、確実にこれを実行してまいります。そして、都民の皆さま方に、お約束したことをお返しをすることによって、世界一の東京を築いていきたい。どうぞ皆さま方、17日間という短い選挙期間でありますが、この私に、ご支援を賜りますように、心からお願い申し上げまして、第一声のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

著者プロフィール

ポリタス編集部
ぽりたすへんしゅうぶ

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