7月25日にNHK総合で放送された高橋しょうご候補の政見放送の書き起こしです。
東京都知事候補者、無所属、高橋しょうご、32歳。介護・障害者福祉施設、派遣社員などを経験。助けるべき方々を見つめながら10年。社会問題と政策を研究。
では、高橋しょうごさんの政見放送です。
ご覧の皆さん、こんにちは。無所属、高橋しょうごです。
何度も繰り返される政治家の不正は、より私たちの政治参加を困難なものへと変えていきました。集票のために公約を使い、選挙のために社会問題は都合よく取り上げられ、本当に問題へ取り組む私たちの立場は、なおざりにされてきました。もし、政党政治家が公約を守る存在であったなら、いまごろ、都内待機児童約7000人の何十倍もの子どもたちが私たちの周りにいたはずなのです。
それでもなお、私たちは政治家に対して、せめて待機児童だけでも解決してくれと訴え続けている現状は、異常ではありませんか。本当は私たちのなかでもっとも少数派なのは、政争に明け暮れる政治家であると世論で明確にすべきです。
国内外の多くの思惑が絡む国政は、いろいろな要素が含まれていても仕方ないのかもしれません。だからこそ、私たちの生活に直結する都政は、私たちの手に取り戻さなければならないのです。私はもう絶対に、政争に明け暮れる政治家が都政を握り、氷河期世代以降の多くの助けるべき方々、生き方を暗に強要される女性の方々、そして、社会保障の財源のように扱われ、今や子どもをもうけることも困難な若者に、「耐えろ」とは言えません。可哀想じゃないですか。
なぜこれ以上問題から目を逸らすのですか。
子どもたち、若者たちに対して後押しをし、子どもを育める環境を後押ししてこそ、現状の社会の根本からの改善です。少子化は、年配の世代が不安からお金を貯めこみ、若者より年配を優先する政策が好まれる。悪循環しかありません。いまこそ、政権争いから私たちのための行政を切り離し、私たちの論理性に根づいた問題の解決を行うべきときです。
私は3つの軸となる公約を提示します。
1つは、いまの政権争いから私たちの政治行政を取り戻す。
2つ目は、少子化問題を必ず解決させます。方法としては、高校・大学の子どもたちを小学生以下の子どもたちと接する機会を作り上げます。経済格差による学習の格差や、近い年齢間のいじめを防ぐ効果があり、上の年代には子をもうける未来への体験的な参考にも繋がります。子どもを見守る目の織りなしは、親にとっては、社会が子どもを見守るのだという安心にも繋がります。そして、子を持とうとする際の不安を解消していく力ともなります。学費是正など数多くの具体策が合わせて行われます。待機児童問題は、即刻解消させますよ。
3つ目は、これまで放置されてきた社会問題に向き合います。氷河期世代、非正規雇用への税制的サポート、都が主導する給付型奨学金、障害者雇用のA型、B型等の枠組みの見直しなどさまざまです。この場ではお伝えしきれませんので、演説や政策サイトなどを申し訳ないですがご覧ください。
続いて、基軸3本を支える3つの項目として、1つは災害対策。東京各地区の被災特徴に沿った自衛隊と協調した救助方針の計画、必要重機等の洗い出し、私自身の訓練や各自治体との連携の訓練等見直しを図ります。
2つ目は、表現・言論の自由を徹底して守る東京都であること。戦中の言論統制に繋がった表現規制の事例もあります。文化は世界と日本との絆であり、民主主義社会の大前提である基礎的な皆さんの権利を行政として徹底的に守ります。
3に、オリンピック・パラリンピックの準備運営の健全化。オリンピックは都市開催である私たちのものです。一部の人たちによる事後報告ばかりの状態から、資金の流れを精査のうえ、私たちの意見を即時確認し、反映させる体制を立ち上げます。また、ビッグサイト使用不可問題を必ず是正させます。
私たち自身が社会を守っていくという意志を示すために、今回は投票率65%以上を目指してみましょう。そして、若い方々は必ず投票してください。政党政治は投票しない層を無視する傾向があります。少しでも世を変える力を見せれば、必ず配慮が生まれますよ。
私たちのため、日本中の皆さんとの繋がりのなかにある東京のすべての営みを私は大切にし、肯定します。
そして私たちこそが、社会の論理性と理性を保つものであると忘れないでいきましょう。都政にこころを。高橋しょうごでした。
どこかでまた、お会いしましょう。