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【都知事選2016】望月義彦候補 政見放送 書き起こし

  • ポリタス編集部
  • 2016年7月20日

7月19日にNHK総合で放送された望月義彦候補の政見放送の書き起こしです。


東京都知事候補者、無所属、望月義彦、51歳。大分県別府市出身、慶応義塾大学理工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。米国クレイ社勤務。

では、望月義彦さんの政見放送です。

この度、東京都知事選挙に立候補いたしました望月義彦でございます。

私は、東京を日本そして世界とともに成長をし続ける未来都市にしたいと思っております。人・もの・カネ・情報を超吸引するだけでなく、心臓が吸い込んだ血液を全身に送り届けるように、東京のイノベーション、東京スタイルを日本のほかの地域、そして世界中に超発散することで貢献し、日本や世界とともに成長し続ける居心地のいい、大きな大きな未来コミュニティにしたいと思っています。

東京には、人・もの・カネ・情報のリソースが一極集中していますが、それらのリソースを東京、日本、そして世界のためにあらゆる分野でもっともっと活用する都政を目指したいと考えております。東京が、ほかの地方や世界中とさらにコラボすることによって、共に成長し、共に地方創生を実現していけると確信しております。

長い海外生活の経験と、工学的な視点を活かして、そのお役に立てればと思っております。

共に成長していくために、私が目指すのは、教育分野については人を育てる教員の養成、仕事・保育・介護・医療・福祉分野については居心地のいい持続可能なコミュニティの形成、環境分野についてはゼロエミッション都市、イノベーション分野については日本のほかの地域や世界中とコラボ、です。

東京が世界と共に成長していくために、もっとも大切なのは人だと思っています。人を育てるのは人です。すばらしい人を育てるためには、まずすばらしい教員を育てることが大切だと思っております。そのために、都立教育大学の創設を目指します。そこでは教育ICT、アクティブラーニング、主権者教育、瞑想教育などに精通した教員の養成を行います。

仕事・保育・介護・医療・福祉は、それぞれが複雑に絡み合っていて、個別的な対応では、持続可能性の点で問題があると思っています。これらの問題は、施設のような箱物だけを作ってもダメ、保育士や介護士の給料を上げるだけでもダメだと思っています。全世代住みやすい、働きやすい、子育てしやすい、居心地のいい持続可能なコミュニティになるように、地域をリニューアルしていかなければならないときがきたと思っています。

私の親や祖父母の時代は、生活の基本は大家族でした。忙しいときに、保育や介護を自分の代わりにしてくれる複数の親戚が家のなかに必ずいたと聞いています。そのような大家族の機能をコミュニティのなかにどのように構築していけばいいのかを、ワークライフバランス、アクティブシニアの視点から考えてまいります。

環境分野では、ゼロエミッション都市を目指します。特に温室効果ガスである二酸化炭素の排出量ゼロを目指していきます。具体的には、燃料電池自動車、電気自動車、再生可能エネルギー、蓄エネルギー、水素発電所の導入を加速してまいります。

イノベーションの分野では、日本のほかの地域や世界中とコラボすることを目指します。先月、実家のある大分で、ものづくり、農林水産関連の研究施設にお伺いし、お話をさせていただきました。各々の研究施設様は、挑戦したいアイデアはお持ちですが、限られたリソースのなかでは断念せざるを得ない案件もあるとおっしゃられていました。リソースが豊富で、発信力のある東京とコラボすれば、共にイノベーション、共に地方創生していけるのではないかと思っております。

最後に、私はこれまで米国と日本で、実家の資産を使って1人で会社を経営してまいりました。現在もまだ収入がございません。このような私ですが、もし当選させていただければ、東京、日本、世界のために、真剣にがんばってまいります。

どうか私、望月を拾ってください。どうか、望月を育ててください。どうぞ、よろしくお願い申しあげます。

著者プロフィール

ポリタス編集部
ぽりたすへんしゅうぶ

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